2017/05/09 03:23

アメリカのヴィンテージ・アイテムには欠かせないものの一つに"ミルクグラス"の食器があります。

この"ミルクガラス"とは、半透明の乳白色のガラスで、
16世紀のヴェニスで最初に製造され、古くは"オパールガラス"とも言われていたそうです。

その後、アメリカでは1940年代~1970年代までこの"ミルクガラス"を使った
丈夫で耐熱性のあるカラフルな食器が多く作られ、レストランや家庭を明るく飾っていきました。



現在では、その他の耐熱食器に取って代わられミルクガラスの食器はあまり作られていませんが、
光が当たると、ぼんやりとやわらかく光るこのグラスは、
現在でもアメリカのコレクターの中で人気が高く、その人気は日本にも渡ってきています。

その中で特に人気があるのは、アンカーホッキング社が製造していた

柔らかな翡翠(ヒスイ)色が特徴的な耐熱食器、ファイヤーキング"ジェダイ"シリーズです。

ジェダイだけを集めるコレクターもいるほどで、ファイヤーキングを代表するシリーズです。



また、ダイヤモンドの様なひし形のパターンを持ち、カラフルな吹き付けが特徴的な"キンバリー"
もよく見かけます。

こちらは比較的流通量が多く安価に手に入るため、最初のファイヤーキングとしてオススメです。



ファイヤーキングは1976年を最後にアメリカのアンカーホッキング社での製造が終了しているため、
現存する食器はヴィンテージアイテムとして大切に使われています。
           

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